小学生の英語指導用に書店で市販教材を片っ端からチェックしてきました。
今回は小学生用の英語入門用教材として、
アルファベット → ローマ字 → 英単語
という順番で英語の読み書きが丁寧に学べる教材というのを目的に探しました。
今までは学習塾専用の教材を小学生の英語指導で使うことが多かったのですが、市販用のものにも優秀なものがかなりありますね。
基本的には子供が一人で取り組めるように、仮にお母さんのフォローが必要だとしても子供を手助けしやすいように工夫して作られている教材が多数出版されています。
そんな中で今回選び抜いたのがこちら。
『小学英語スーパードリル(Jリサーチ出版)』です。
まずアルファベットから始まります。
ノートがなくても生徒が一人で書き込んで練習できるようになっています。
親切なのはカタカナで読み仮名がふってあることですね。
これなら、アルファベットの読み方を知らない生徒でも取り組めます。
アルファベットの練習が終わるとローマ字です。
キャ、キュ、キョ、など生徒にとっては難しいところも丁寧にカバーしています。
ローマ字が終わると英単語の練習です。
英単語もカタカナで読み方が振ってあるので一人でも学習可能です。
カタカナ英語だけじゃ心配という場合にはCDがついているので、耳から発音を覚えさせることも可能です。
で、実はここまでは他の教材でもカバーしています。
では、この教材が他と差をつけていた部分はどこかというと、
発音記号が丁寧に解説されているところです。
発音記号って中学校でも丁寧に教えないケースが本当に多いです。
発音記号を見て単語の発音が出来るようにならないと、辞書引いても読み方がわからないわけですよね。
英会話のみならず、英語学習全般で背負う不利はかなり大きいと思うんですけどね。
大手塾時代はいわゆる有名ブランド大学の大学生講師達に囲まれて仕事をしていました。
そういった講師達でも発音記号読めない人がいっぱいいました。
全部読み方がわかるという先生は10人中1人いるかどうかだったような感じがします。
「中高6年間、発音記号の読み方なんて教えてもらったことがない」という先生ばかりでしたね。
私は中学1年生の最初に英語の授業で習ったのですが、かなりラッキーだったんですね。
高校生以上になると発音記号みないと読み方が想像できない単語がたくさん出てくるんでかなり助かりました。
この小学生用教材が侮れないのは発音記号をひとつひとつ丁寧に解説しているところです。
きちんとページ数を割いてこれだけ丁寧に解説しているテキストは中高生用見渡しても見つからないんじゃないかと思います。
発音記号自体は小中学生の時によく分からないままで通り過ぎてしまっても、このテキストを手元に残しておけば大学受験の時や海外留学をするという時にきっと役立ってくれますよ。
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