まなび堂では中学生の英語学習は英作文主体で学習してほしいと考えています。
まずは以下の英文を見てください。
She played basketball last Sunday.
「彼女は先週の日曜日にバスケットボールをしました。」という訳になりますね。
中2の英語教科書の一般動詞・過去形の単元に出てくる例文です。
この例文を元に学校の先生が定期テストを作るとしたら以下のようなパターンが考えられます。
Q1、以下の英文の( )内に入る正しい英単語を選択肢から選び記号で答えなさい。
She ( ) basketball last Sunday.
ア、play イ、plays ウ、played
Q2、以下の英文の( )内の語を適切な形に直しなさい。そのままでよい場合は〇を書きなさい。
She ( play ) basketball last Sunday.
Q3、日本文に合うように( )内に適切な語を入れなさい。
彼女は先週の日曜日にバスケットボールをしました。
She ( ) basketball last Sunday.
Q4、日本文に合うように以下の英単語を並び替え記号で答えなさい。
彼女は先週の日曜日にバスケットボールをしました。
(ア、basketball イ、last ウ、played エ、She オ、Sunday)
Q5、足りない1語を補い、日本語に合うように以下の英単語を並び替え英文を完成させなさい。
彼女は先週の日曜日にバスケットボールをしました。
( basketball / last / She / Sunday )
Q6、次の日本文を英語になおしなさい。
彼女は先週の日曜日にバスケットボールをしました。
Q1が最も易しい出題の仕方です。
Q2が次に易しいですね。
Q3とQ4はどちらが易しいか、生徒によって分かれるところです。
Q5は、Q3とQ4がプラスされた問題となりさらに難易度が上がります。
Q6は英文を作る為のヒントが全くない為、一番難しい出題の仕方になります。
生徒の中には稀に「英作文が苦手です」と言う生徒がいますね。
実はそれは当然で英作文は最も難しい出題の方法になるからです。
「英作文が苦手」なのではなく「英作文が最も難しい」のですね。
裏を返すと英作文が出来れば他の出題形式にも対応出来るということです。
上の例では、Q6が正解出来るようになればQ1~Q5も正解出来る力が付いているはずなんですね。
こういった理由からまなび堂では学校ワークの学習を繰り返し終えた生徒には英作文主体で知識の定着を図る方針を取ります。
英語が苦手な生徒は最初は苦労するかもしれませんが、トータルで見るとQ1~Q5までの問題形式全てに対応出来るようになるので最終的には近道になるのではないかと私は考えています。
補足しておくと、Q6のような問題が出来れば万全という訳ではありません。
書き換え問題があるからですね。
一応、例を挙げておきます。
Q7、以下の英文を( )内の指示に従って書き換えなさい。
She played basketball last Sunday.(疑問文にしなさい。)
She played basketball last Sunday.(last Sunday → every Sundayにして)
上記のような具合です。
ちなみに英作文主体の教材ってかなり限られています。
特に定期テストは学校の先生が教科書の文を参考に作っているケースが多いので、教科書の文を元に作成された教材を出来れば使用したいところです。
ただ、そういった教材が売られているのを私は目にしたことがありません。
なので、まなび堂では自作していきます。
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