千葉県公立高校入試の国語では、何年もずっと作文問題が出題されています。
平成28年度の前期入試はこのような感じです。
見づらかったらすみません。画像をクリックすると大きくなります。
大問8が作文問題です。
画像が見にくいという人の為にどのような出題内容かを簡単にお伝えすると、
「ざっくり」という言葉についてどう考えるか。2段落構成とし、前段では資料から読み取れることと、問いかけについて自分の考えを、後段では「言葉の新しい使い方」についての自分の考えを200字以内で書け。
というものでした。
近年は前期入試で200字以内、後期入試で140字以内の作文が出題されていますね。
お隣の東京都でも公立高校入試問題の国語に作文が毎年出題されています。
H28年度の都立高校の一般入試問題ではこんな具合です。
画像の問5が作文問題です。(クリックすると画像が大きくなります。)
こちらも画像が見えづらいという人もいるかもしれないので、簡単にどのような出題かお伝えします。
(文章題の本文を読んだことを前提として、)「基本を身に付けること」というテーマで自分の意見を発表することになった。この時にあなたが話す言葉を具体的な体験や見聞も含めて200字以内で書け。
このような具合です。
千葉県の前期入試だと聞き取り問題、漢字、知識問題、論説文、小説文、古文と盛り沢山の内容を50分で解かないといけません。
それに加えて作文まであるので、まさに試験中は「時間との戦い」です。
200字作文を書き慣れていないと時間内に終えるのはかなり困難です。
また、毎年入試に出ているので定期テストで作文問題を出題している中学校の先生は多いですね。
なので、入試や定期テストの対策として普段から作文練習はしておきたいところです。
そんな200字作文の練習に良さそうな教材があったので今回紹介したいと思います。
『藤原流200字意見文トレーニング』です。
東京都で初めて民間人校長となった藤原和博さんの中学校で実際に取り入れているものです。
題材のテーマごとにStep1~Step4の4段階構成となっています。
ワークシートのページにはヒントも付いているので、自分の意見が思いつかない場合はヒントを参考に練習することができます。
またStepごとの評価基準、題材ごとの見本回答例が載っています。
本書の中で藤原さんは、書けない生徒は模範解答を写すことから始めることを薦めています。
意見文を書くことが苦手な生徒は、まずは「型」を覚えることが有効だということです。
模擬試験や定期テストで200字作文に苦戦している人は、1日1題を習慣化してみるのもいいかもしれませんね。
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